基本情報
- 書籍タイトル:アドラー心理学入門
- 著者名:岸見一郎
- 出版社:ベストセラーズ
- 発売年:1999年
書籍概要
本書は、アドラー心理学の基本概念を初学者にもわかりやすく解説した日本における最初期の本格的な入門書であり、現在に至るまで多くの読者に読み継がれている一冊である。アドラー心理学の核心である「目的論」「劣等感」「勇気づけ」などの理論が、難解な専門用語を用いずに平易な言葉で説明されており、心理学の知識がなくても安心して読み進めることができる構成となっている。また、アドラーの生涯や思想背景も紹介されており、アドラー心理学をより深く理解したい読者にとっての最良の導入書といえる。
この本で学べること
- アドラー心理学の主要理論(目的論、劣等感、共同体感覚など)
- フロイトやユングとの違い
- 勇気づけの意味と実践方法
- 課題の分離とは何か
- 人間関係や教育、仕事にどう応用できるか
著者紹介
- 岸見一郎:哲学者・心理学研究家。京都大学大学院博士課程修了。古代ギリシア哲学の研究からスタートし、特にプラトン哲学に深く通じている。哲学的な思索をベースに、アドラー心理学の普及と実践に大きな役割を果たしており、日本におけるアドラー心理学の代表的な解説者の一人である。『嫌われる勇気』『幸せになる勇気』などの著作を通して幅広い世代にアドラーの教えを届けており、講演活動や大学での教育、翻訳書の監修など多方面で活躍している。
おすすめポイント
- アドラー心理学の基本がしっかり学べる「教科書」として、多くの心理学講座や学校教育でも活用されている。
- 哲学的な洞察と実生活への応用がバランスよく書かれており、初学者から指導者層まで幅広く支持を得ている。
- 長年読み継がれるロングセラーとして、アドラー心理学の原点を知るのに最適な1冊。